たはつせいきんえん

多発性筋炎

監修:

検査・診断

多発性筋炎では身体診察に加えて、血液検査や筋電図検査、MRI検査、筋生検など、さまざまな検査を組み合わせて総合的に診断します。

血液検査においては、筋肉が障害されることで筋原性酵素であるアルドラーゼ(ALD)やクレアチンキナーゼ(CK)が上昇します。また、抗Jo-1抗体(抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体)などの自己抗体を認めることもあります。

筋電図検査は筋力低下の原因が筋肉によるものであることを調べるために、MRI検査は筋肉の炎症部位や程度を見るために行います。筋生検は、筋肉の一部を採取して顕微鏡で見る検査で、この検査によってほかの筋肉の病気を除外したうえで診断が確定します。

また、多発性筋炎では、筋肉だけでなく肺や心臓などの臓器が障害されることもあるため、必要に応じて胸部X線検査、心電図、胸部CT検査、心臓超音波検査など追加の検査を行う場合もあります。

多発性筋炎の患者ではがんを併発していることもあり、年齢や性別に応じてがんのスクリーニング検査を行うことがあります。

最終更新日:
2021年06月18日
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2021/06/18
更新しました
2018/08/24
掲載しました。

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