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大腿ヘルニア

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治療

大腿ヘルニアでは、嵌頓が起きやすいヘルニアであることが知られており、基本的には診断が付き次第手術適応が推奨されることになります。嵌頓が一度生じると緊急手術の適応となりえ、虚血から臓器障害を起こしている場合には、障害を受けている臓器を摘出する可能性も出てきます。例えば腸管壊死が生じてしまうと消化管切除術の必要性、消化管吻合の必要性もでてくるため、より大きな手術が必要とされます。したがって、基本的には予防的なヘルニア根治術が行われることになります。

ヘルニア根治術の方法としては、第一に臓器が脱出している穴を確認して、ヘルニアの内容物(消化管など)をもとの位置(すなわちお腹の空間)へと戻すことになります。その後、ヘルニア内容物を覆っていたヘルニア嚢を切除します。ただし、これだけではヘルニアが再発することもあるため、脱出部位となっている穴を補強する手段が必要になります。補強の手段としては、人工の補強用シート(メッシュ)を用いることが多いですが、その種類は様々です。補強用の手段を講じることでヘルニアの再発率は著明に減少することが期待できます。

また、妊婦さんにおいても大腿ヘルニアを認めることはありますが、嵌頓のリスクは低いとも考えられています。そのため、嵌頓のリスクは念頭に置きつつ、出産後の手術介入が検討されることもあります。ただし、嵌頓を来した場合は、妊娠期間中であっても緊急手術の適応となります。

 

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