治療
好酸球性肺炎は、ステロイドによる治療(ステロイド療法)が基本です。多くの場合で良好な治療効果が得られますが、急性好酸球性肺炎の重症例に対しては大量投与が必要となる場合もあります。また、慢性好酸球性肺炎においては、ステロイドを減らしていく途中で再発を繰り返し、治療が長期にわたることも珍しくありません。長期治療中に重症の喘息を発症した場合は、生物学的製剤の使用が検討される可能性があります。
なお、2次性好酸球性肺炎の場合は原因物質を取り除いたり、原因となっている薬を中止したりすることで症状が改善することもありますが、薬の中止・減薬は自己判断ではなく医師と相談しながら行いましょう。
ステロイド療法
好酸球性肺炎は、病原体が肺に感染することによって引き起こされる肺炎ではないため、抗菌薬は効きません。治療では基本的にステロイドが用いられ、症状や検査の所見をみながら徐々に量を減らしていきます。一般的にステロイドは好酸球性肺炎に対してよく効くため、経過は良好とされています。
重症の場合
急性好酸球性肺炎では、急激に呼吸の状態が悪くなり、呼吸不全になることがあります。このような重症の場合には、ステロイドを大量に投与する“パルス療法”と呼ばれる治療が行われます。必要に応じて、人工呼吸器による管理が行われることもあります。
再発を繰り返す場合
慢性好酸球性肺炎では、ステロイドの量を減らしていく途中で再発することがあり、6か月~数年程度ステロイドによる治療が続けられる可能性があります。
治療の途中で症状がよくなっても、自己判断でステロイドを減らしたり中断したりすると再発につながることがあります。医師の指示に従って治療を続けましょう。
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