しきゅうふっこふぜん

子宮復古不全

最終更新日:
2020年05月21日
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2020/05/21
更新しました。
2017/04/25
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症状

正常な子宮復古が生じると、子宮は分娩直後に急激な収縮を生じ、おへそと恥骨の中間あたりに硬い子宮底(子宮の先端)が触れるようになります。その後、いったん収縮が和らぐため子宮のサイズが大きくなりますが、産後2日目にはおへそよりやや下の位置に触れるようになり、徐々に小さくなっていきます。しかし、子宮復古不全を起こすと子宮のサイズの戻りが悪くなり、産後日数に対して柔らかく大きな子宮を触れるのが特徴的な症状となります。

また、子宮収縮が弱いことで子宮からの出血が止まりにくくなり、分娩直後から子宮収縮が極めて弱い場合は大量出血を引き起こすことも少なくありません。その場合は子宮内膜の回復も遅れるため、通常であれば産後3週間ほどで目立たなくなる悪露がいつまでもだらだら続くといった症状も現れます。

さらに、子宮内に悪露がたまると細菌感染を起こしやすくなり、子宮内膜炎などを合併することがあります。そして子宮内の炎症が子宮収縮を妨げ、さらに子宮復古不全が悪化するという悪循環に陥る場合もあります。

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