症状
巨大リンパ管奇形は、多くの場合頚部に発生します。胎児期の頃から巨大リンパ管奇形を指摘できることもあれば、年齢を少し経てから発症することがあります。巨大リンパ管奇形の多くはお子さんにみられます。 巨大リンパ管奇形は見た目にそれと同定できるほど大きく、首を動かしたりするのに障害となることがあります。
頚部には、気道や食道といった重要な構造物が存在していますが、巨大リンパ管奇形がこうした部位に発生をすると、呼吸や飲み込みに影響を及ぼすことになります。 経過中には、嚢胞中に出血や感染症を来すこともあります。出血や感染を来すと病変部位の痛みが生じるようになり、皮膚の発赤や腫脹も強くなります。
なお、巨大リンパ管奇形は首以外にも生じることがあります。首の場合ほど症状は明らかではなく、たとえばお腹のなかであれば腹痛や嘔吐などの症状をきっかけに診断されることがあります。
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