検査・診断
巨大児の診断は、主に妊娠中の定期健診と出生後の評価によって行われます。妊娠中は、子宮底長の測定や超音波検査によって胎児の発育状態を定期的に確認します。超音波検査では、胎児の頭囲、腹囲、大腿骨長などの計測を行い、胎児の体重を推定します。妊娠後期には、胎児が標準的な成長曲線から外れて大きくなっていないかを確認します。なお、検査では±10%の誤差が生じるため、実際の体重とは異なることがあります。
お母さんの糖尿病や妊娠糖尿病の有無を調べるため、妊娠中期には75g経口糖負荷試験(OGTT)と呼ばれる検査を実施することがあります。
出生後は、赤ちゃんの体重測定を行います。日本では出生体重が4,000g以上の場合を巨大児と診断します。特に糖尿病合併妊娠や妊娠糖尿病の場合は、赤ちゃんの血糖値を定期的に測定し、新生児低血糖の有無を確認します。
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