原因
強直性脊椎炎のはっきりした発症メカニズムは現在のところ、明確には解明されていません(2020年5月時点)。
一方で、この病気は血液中の細胞である“白血球”の表面に付着している“HLA-B27”と呼ばれるたんぱく質との関連が指摘されています。これら白血球の表面に付着しているたんぱく質の種類は遺伝によってどのようなタイプが現れるか決まっており、強直性脊椎炎も患者と同じ家系の人に発症しやすいことが分かっていることから、遺伝が大きく関与していると考えられています。
そして、これらの生まれながらの要因に、一時的に免疫のはたらきが強くなる感染症などのきっかけが加わった結果、免疫反応の異常が生じて強直性脊椎炎を発症すると考えられています。
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