治療
軽度の強膜炎は、局所の薬物療法で治療することが可能です。しかし、進行性の強膜炎では、ステロイドの全身投与が必要とされます。ステロイドの容量は、炎症の程度によって大きく異なるため、症状をみながら適宜調整します。
ステロイドの減量中に強膜炎が再燃(治まっていた症状が再び悪化すること)することもあるため、症状の再燃には注意します。
ステロイドを大量に長期間使用すると、糖尿病や骨粗しょう症、胃潰瘍が発症、悪化するという副作用も看過できなくなってきます。これら副作用の軽減を目的として、そのほかの免疫抑制剤の使用、生物製剤の使用などが検討されることもあります。
強膜炎では、基礎に何かしらの全身疾患が隠れていることが多いため、基礎疾患に対しての治療が必要となる場合もあります。
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