しんげんせいしょっく

心原性ショック

最終更新日:
2020年08月31日
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2020/08/31
更新しました
2017/04/25
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検査・診断

心原性ショックは急激に発症し命に関わる状態となるため、検査により迅速に心臓の動きを評価することがとても重要です。

まず全身状態を把握するために血圧や心拍数などのバイタルサインを確認します。その後、心臓の電気的な動きを評価するために12誘導心電図をおこなって異常な状態がみられないか確認します。急性心筋梗塞心筋炎では、この心電図で波形の異常がはっきりと現れることが多いため診断には極めて重要です。

さらに、心臓超音波検査をおこなって以下を評価します。

  • 心筋の動き方、心臓の内側の大きさや壁の厚さ、または壁のどこかに裂け目があったり重度の弁逆流や狭窄があったりしないか
  • 心臓から漏れ出た血液によって、心臓がうまくふくらめない状態(心タンポナーデ)があるかなど

血液検査では、心筋の細胞が壊れて出てくるマーカーの値が上昇していないかを確認します。そのほか、心拍数が異常に低下する原因となる頚部(けいぶ)(首)や眼球の圧迫、薬物・毒物の影響がないか確認することも重要です。

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