検査・診断
急性ウイルス性肝炎が疑われるときは、以下のような検査が行われます。
血液検査
肝炎ウイルス感染の有無を調べるためには血液検査が必須です。ただし、感染が成立してからウイルス量が増加するまでに時間を要するので、感染後3か月程度経過しないと陽性にならない場合もあります。また、急性ウイルス性肝炎は肝機能低下を引き起こすため、肝機能など全身状態を把握するためにも血液検査が必要です。
画像検査
肝臓の腫大や萎縮がないかなど、肝臓の形態を画像検査で確認します。急性の肝障害が出現した場合、肝がんや胆道結石が原因のことがあるため、ほかの病気を除外するためにも画像検査を行います。
また、急性ウイルス性肝炎は、慢性肝炎や肝硬変、肝がんに発展することがあるため、定期的な経過観察が必要です。その際に、腹部超音波検査やCT、MRIなどの画像検査を行い、肝臓の状態を確認します。
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