検査・診断
急性ストレス障害は、米国精神医学会診断基準に基づいて診断されることが一般的です。この診断基準では、“侵入症状”“陰性気分”“解離症状”“回避症状”“覚醒症状”という5つをさらに14つの症状に細分化し、そのうち9つ以上の症状が当てはまった場合に急性ストレス障害と診断されます。
ただし、急性ストレス障害と診断されるのは原因となる出来事が生じてから3日以上1か月以内の間で症状が続き、日常生活に支障が生じているときのみです。3日未満で症状が落ち着く場合には、急性ストレス障害とは診断されません。また、当初急性ストレス障害と診断された方でも、症状が1か月以上続く場合には、その後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されます。
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