治療
数日の経過で自然治癒することが多いです。ウイルスによる急性喉頭炎では、喉の痛みや発熱に対する対症療法が中心となります。
声帯の安静を図るためには、大声で話すことはよくないですが、囁き声もかえって声帯にとって負担となるため、適切な大きさで話し、必要最低限の会話を心がけることが大切です。
細菌感染の合併が疑われる場合には、抗生物質の使用が必要となります。また、声帯の炎症を軽減するにはステロイド剤の内服やネブライザー吸入が効果的です。
歌手や教師など、声を酷使する職業の患者さんでは、声の出し方自体を指導する音声訓練が必要となる場合があります。音声治療を専門的に行っている施設を受診して、詳しく調べてもらうことが大切です。
喫煙や粉塵は急性喉頭炎の増悪原因となるため、喫煙者であれば禁煙をこころがけ、粉塵に対してはマスクを着用するなど予防が大切です。
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