治療
急性鼻炎は多くの場合はウイルスを原因として発症するため、基本的には対症療法が中心になります。具体的には、抗ヒスタミン薬、解熱鎮痛剤、ネブライザーなどを使用することで鼻詰まりや鼻水、発熱などに対応します。
物理的に鼻水を吸引する処置を行うことで、症状を軽減させることもあります。また、細菌感染症の合併が疑われる場合は、抗生物質の使用も検討されます。
急性鼻炎では、急性中耳炎や急性副鼻腔炎などを合併することもあります。炎症部位が広がることで治りにくくなったり、聴こえの低下が生じたりすることもあります。急性鼻炎は、自然治癒を期待できる疾患ですが、こうした可能性も考慮し、適宜医療機関へ受診することも大切です。
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