まんせいえんしょうせいだつずいせいたはつしんけいえん
慢性炎症性脱髄性多発神経炎
- 同義語
- 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎,慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー,慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー,CIDP
症状
末梢神経が障害されて運動神経に異常が生じると、手足の脱力や筋力の低下が生じます。その結果、腕が上がらない、物をつかみにくい、階段を上りにくいなどの症状が現れます。また、感覚を司る神経にも異常が生じ、しびれや震えが生じる、痛みを感じにくい、感覚が分かりにくいなどの症状が現れます。病状が進むと手足の筋肉が痩せるため(筋萎縮)、移動の際は必要に応じて杖や車いすを使用します。症状は左右対称に現れるケースが多いものの、左右で症状の度合いが異なることや体の一部にのみ症状が現れることもあります。
まれに脳神経に異常が生じることもあり、その場合はしゃべりにくい、表情筋の麻痺などの症状が現れます。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎は、症状がよくなったり悪くなったりを繰り返すケースか、徐々に病状が進行するケースがあります。いずれの場合も長期的な治療が必要です。
医師の方へ
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