症状
房室ブロックは、重症度に応じてI度からIII度まで分類することが可能です。
たとえば、I度の房室ブロックでは、心房から心室への電気伝導が正常よりも遅くなっていますが、実際の心室の心拍数は減少しません。そのため、全身への血液供給には問題が起こらず、自覚症状を感じることはありません。
一方、II度以上になると心拍数が遅くなったり、脈が飛んだりすることがあります。その結果、全身への血流が不足するようになり、息切れやめまいなどの全症状を自覚するようになります。重症度が上がるにつれて心拍が遅くなる傾向にあり、失神や最悪の場合、心停止につながることもあります。
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