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房室ブロック

監修:

種類

房室ブロックは心電図の波形から、1度から3度にタイプが分けられます。これらは房室ブロックという病気の進行度を示すものであり、1度から3度になるにしたがって重症度が高くなり、必要な治療や対応も異なります。

1度房室ブロック

心房から心室への電気の流れが正常よりも遅くなっているものの、心室へ電気は伝わっている状態です。一般的に症状がない場合は経過観察のみで十分ですが、自覚症状がある場合や極端に伝導が遅い場合などは、より詳しい検査や治療の検討が必要となることがあります。

2度房室ブロック

心房からの電気が心室に伝わったり伝わらなかったりする状態です。伝導時間が徐々に遅くなり一時的に伝わらなくなるタイプは一般的に予後良好とされますが、突然心室に電気が流れなくなり心室の収縮が止まるタイプは、より詳細な精密検査と適切な治療が必要です。

3度房室ブロック(完全房室ブロック)

心房から心室への伝導が完全に途絶えているもっとも重症な状態です。めまいや失神、心不全さらには命に関わる危険な状態であり、多くの場合、緊急でペースメーカ植え込みなどの治療が必要となります。

最終更新日:
2025年04月16日
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2025/04/16
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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