症状
新生児黄疸では皮膚や目が黄色くなる症状がみられます。この症状は通常、顔から始まり、体から手足へと広がります。自然によくなるときには、その逆の経過をたどり、まず手足から徐々に黄色みがとれ、最後に顔、白目が改善していきます。上述した生理的黄疸の場合は、生後1~2週間ほどで自然に改善していき、そのほかの症状や後遺症を残すことはありません。
しかし、ビリルビンの量が多い場合はビリルビンが脳に蓄積してダメージを与えることがあります。その結果、麻痺、けいれん、発達の遅れ、難聴などを引き起こすことがあり、このような黄疸は“核黄疸”と呼ばれます。
生後2週間以上続く黄疸がみられたり、眠っている状態が長い、哺乳量が少ない、発熱がある、呼吸状態が悪い、便の色が薄くなるといった症状がみられたりした際は注意が必要です。
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