治療
可逆性歯髄炎の場合には歯髄を温存できる可能性が高い一方で、不可逆性歯髄炎の場合には歯髄を取り除く根管治療が行われます。
根管治療とは、対象となる歯とその周辺に麻酔を行い、歯髄を取り除く治療です。歯髄を取り除いた部分は空洞になってしまうため、治療後はゴム状の素材で隙間なく埋めて、再び細菌が侵入しないようにします。
近年では、根管の内部をより細かく観察し治療を行えるマイクロスコープを導入している歯科医院もあります(2023年3月現在)。肉眼では確認することができない根管を発見することができるため、より高い精度での治療が期待できるといわれています。
ただし、根管治療を行った歯はほかの歯と比較するともろくなりやすく、治療後に歯根などが折れてしまうことがあります。
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