症状

歯髄炎の主な症状は歯の痛みです。その現れ方は可逆性歯髄炎と不可逆性歯髄炎によって異なります。

可逆性歯髄炎

可逆性歯髄炎は、何もしていないときには痛みが生じず、歯髄を除去せずにむし歯の治療で治すことができる可能性のある段階です。冷たい飲み物や甘い物を食べると歯に痛みが現れますが、それらの刺激がなくなると1~2秒程度で痛みは落ち着く傾向があります。

不可逆性歯髄炎

不可逆性歯髄炎は、可逆性歯髄炎が進行した状態です。

不可逆性歯髄炎に進行すると、何もしていないときでも拍動痛を感じるようになり、この段階になると歯髄を除去する必要があります。まれに痛みを感じているにもかかわらず放置をしてしまう人もいますが、歯髄を除去せずに放置をすると、神経の感覚がなくなり歯髄壊死(しずいえし)の状態になります。歯髄壊死の状態では痛みを感じなくなるため、治ったかのように感じる場合がありますが、歯髄が壊死しても細菌は歯髄腔に残り続けます。そこからさらに病状が進んでしまった場合には、歯髄が腐敗する歯髄壊疽(しずいえそ)の状態になることがあります。歯髄壊疽の段階になると、強い口臭や腐敗臭、さらには歯の色が黄色か灰色に変色するなどの症状が現れます。また、根尖孔から細菌が溢出して歯槽骨炎、歯槽瘍、果ては顎骨骨髄炎に移行するリスクもあります。

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