検査・診断
確定診断
濾胞性リンパ腫の確定診断には、腫瘍を手術で取り出し、顕微鏡で調べるリンパ節生検が行われます。顕微鏡下では、異常な細胞構造(濾胞構造)の増殖やt(14;18)(q32;q21)転座などが見られます。また、細胞の形に基づき、悪性度の低いものから順にグレード1、2、3A、3Bに分類します。特にグレード3Bは、比較的進行の速いリンパ腫として治療が必要となるため、この区別は重要とされています。
ステージ
確定診断後、濾胞性リンパ腫のステージを調べるために、主に以下の検査が行われます。ステージはアン・アーバー(Ann Arbor)分類に従って、I、II、III、IV期の4つに分けられることが一般的です。さらに、ステージI、IIはがん細胞の広がりが一部に限られているため限局期、ステージIII、IVは広範囲のため進行期とも呼ばれます。70~85%の患者は、進行期の段階で濾胞性リンパ腫と診断されるといわれています。
- 画像診断(PET-CT検査、CT検査など)……全身のリンパ節や臓器へのがん細胞の広がりを検出
- 骨髄検査……骨盤の骨(腸骨)から骨髄液や組織を採取し、骨髄へのがん細胞の広がりの有無を検査
予後予測モデル
ステージとは別に、濾胞性リンパ腫の予後を予測するため、濾胞性リンパ腫国際予後指標(FLIPI2)などが用いられることがあります。予後予測因子の1つであるβ2ミクログロブリン値とヘモグロビン値は、血液検査によって調べられます。
予後不良因子
- 年齢……61歳以上
- β2ミクログロブリン値……正常上限超え
- ヘモグロビン値……12g/dL未満
- 最大のリンパ節病変の長さ……6cm超え
- 骨髄浸潤……有
当てはまる因子が0の場合は低リスク、1または2の場合は中間リスク、3以上は高リスクに分類されます。
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