検査・診断
特発性肺血鉄症は、単純レントゲン写真やCTなどの画像検査を行います。出血している部位に一致して異常な像が認められ、病気の進行により肺が固くなっている状態も評価することが可能です。
痰や胃液を用いて、出血を思わせる変化が細胞レベルで生じていないかを確認することもあります。また、貧血の進行がみられるため、血液検査を行うことで貧血の状態を評価することも重要です。
特発性肺血鉄症以外にも、肺に出血を起こす病気があります。たとえば、血液の病気によっては出血をきたしやすくなる場合もあるため、そういった別の疾患が隠れていないか鑑別するため、血液検査が行われます。また、自己抗体の存在と関連して肺出血を起こすこともあるため、関連する自己抗体を血液検査で確認します。そのほかにも、心臓エコーや尿検査なども必要に応じて適宜実施されます。
医師の方へ
「特発性肺血鉄症」を登録すると、新着の情報をお知らせします