治療
特発性間質性肺炎は、患者さんの病状にあわせた治療介入が検討されます。病態によっては、ステロイドや免疫抑制剤を用いることで、肺の組織状態に対応することが検討されます。
また、抗線維化薬が使用されることもあります。そのほか、肺における酸素の取り込みを促進させるための呼吸リハビリテーションが行われることがあります。
ただし、治療に対する反応性は患者さんによって異なり、なかには病状の進行を抑えることができないこともあります。日常生活を送ることが難しいほどの呼吸障害を現す場合もあり、在宅酸素療法が適応になることもあります。さらに、肺移植の適応が検討されることもあります。
特発性間質性肺炎は、基盤となる呼吸機能が低下しています。インフルエンザに代表される呼吸器感染症をきっかけとして、呼吸症状がさらに悪化することもあります。そのため、手洗いやうがい、ワクチン接種など、一般的な感染症予防策を講じることも大切です。
医師の方へ
「特発性間質性肺炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします