検査・診断
狂犬病は、各種検体(角膜・皮膚、痰、唾液、脳脊髄液など)を用いたウイルス検査や、狂犬病ウイルスに対する抗体検査などから診断されます。病原体診断としては、唾液や脳脊髄液、うなじの毛根部組織を用いた検査などが可能とされています。しかし、いずれの方法を用いても、発症前の段階から狂犬病を診断することは極めて困難です。
そのため、特に初期には病歴や症状から狂犬病を疑い、検査結果を待つことなく迅速に治療につなげることが重要とされています。狂犬病を疑うために、狂犬病の流行地域で犬などの動物に咬まれたかどうか、狂犬病の典型的な症状が出ているのかどうかといった情報が重要です。
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