さんじょくかんせんしょう

産褥感染症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

それぞれの疾患によって対応が変わりますが、感染症という点はいずれも共通しているため、抗生剤の投与が基本的な治療となります。抗生剤は内服薬と点滴注射の場合がありますが、重症例でなければ通常は内服薬での投与となります。子宮内や子宮周囲(卵巣、卵管など)の感染では、もともと抗生剤の効果が届きにくいという特徴があるため、内服薬がなかなか有効でない場合など、点滴投与が選択されることも少なくありません。

尿路感染では、抗生剤の投与以外に、排尿を促して病原菌を体外に洗い出すということも重要になります。そのため、水分を普段以上にしっかり摂取し、排尿を促すように意識します。

乳腺炎では、抗生剤が使用される頻度は少ないです。これは、多くの場合では細菌感染の影響より、乳腺の詰まり自体による影響が大きいためで、適切な乳房マッサージによる乳腺の開通と乳汁の排出を促すことが重要になります。自身で適切な乳房マッサージを行うことは難しいため、症状が出て辛いなと感じてきたら、早めに医療機関を受診するなどして専門家による指導を受けましょう。化性乳腺炎や乳腺膿瘍では抗生剤の投与や排膿処置などの治療が必要となることも多いです。
 

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