さんじょくかんせんしょう

産褥感染症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

出産では、子宮の内面に傷がたくさんできます。また、普段はほとんど閉じている子宮口(子宮の入り口)がしばらく開いたままになるため、産褥期には子宮内や子宮の周囲に感染が生じやすくなります。特に、以下のようなケースでは産褥感染症が起こる可能性が高くなります。

  • 前期破水などで破水から長時間経過した場合
  • 胎盤を出すときに用手剥離(自然に剥がれない胎盤を医師が手で剥がし出す処置)が行われた場合
  • 分娩前から子宮内感染が起きていた場合 など

尿道口の付近にも悪露(おろ)(産褥期に排出される分泌物)の溜まりや、そこに増殖してしまった細菌などが侵入しやすく、尿路感染のリスクが高い状況でもあります。
乳房での感染症は主に乳腺炎と呼ばれますが、これは乳腺の通りが悪い部分に乳汁が溜まってしまい、そこに細菌が侵入することで発生します。細菌が増殖してが溜まってしまうような乳腺炎を化膿性乳腺炎と呼びます。

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