原因
結核菌に感染することによって発症します。皮膚結核は、結核菌が直接皮膚に病巣をつくる真性皮膚結核と、結核菌に対するアレルギー反応によって皮疹が生じる結核疹の2つに分けられます。
真性皮膚結核
結核菌が直接皮膚に病巣を作る病気です。肺やリンパ節、骨、筋肉などの結核病変が皮膚にまで及んだものを皮膚腺病と呼び、皮膚結核のなかではもっとも多い病気です。
他には、結核菌に最初に感染したときに血行性に皮膚に感染して病巣を結節したものが、免疫力が下がったときに結核菌が再活性化して生じる尋常性狼瘡、結核菌に免疫がある人の皮膚に新たな結核菌が侵入して生じる皮膚疣状結核があります。
結核疹
結核菌に対するアレルギー反応によって生じる皮疹です。結核菌は体内に侵入するとまず肺のなかに病巣を作りますが、それが血液に乗って全身に行きわたり、皮膚にまで及んだときに生じるアレルギーと考えられています。
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