治療
突出の程度が重度で、まぶたを閉じることができない場合には、角膜を保護するための軟膏や目薬が使用されます。しかし、基本的には眼球の突出に対する治療は行われず、原因疾患の治療が優先的に行われます。
バセドウ病の場合には、ホルモン治療などが行われ、突出が重度である場合にはステロイドの内服治療が行われます。眼窩内の炎症が原因である場合には、適切な抗菌薬の投与や膿瘍を切開して膿の排出を促す切開排膿などの治療が行われます。内頚動脈海綿静脈洞瘻の場合には、カテーテル治療による血管塞栓術が行われるのが一般的です。
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