治療
神経内分泌がんの根本的な治療は、手術による切除です。しかし神経内分泌がんは上述したとおり進行が速いため、発見された段階で転移が認められ、完全に切除することが困難なケースも少なくありません。手術を行うことで体力を消耗するなど、全身の状態を悪化させることもあるため、転移がある場合は抗がん剤治療がすすめられています。
抗がん剤は、小細胞肺がんで使用されるプラチナ系抗がん剤と、もう一種類の抗がん剤の併用療法が一般的には行われています。神経内分泌がんは、病理所見や遺伝子異常のパターンが小細胞肺がんに似ているためです。
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