治療
筋性斜頸は特別な治療を行わなくても、胸鎖乳突筋が硬くなって首が傾いたほうを向く練習を重ねることによって、多くは1歳までに自然と改善していきます。そのため、首が傾いたほうに興味を持つおもちゃを置いたり、声をかけたりして首を動かすようにすることが大切です。
このような対策を行っても首の傾きが治らない場合は、顔面の非対称や強い肩こりの原因となるため、硬くなった胸鎖乳突筋を切って首の傾きを改善させる手術が必要になります。手術は、3歳以降も斜頸が残る場合に検討され、多くは就学前に行われます。
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