検査・診断
精巣上体炎が疑われるときには以下のような検査が行われます。
画像検査
精巣上体炎の診断にはドップラー超音波検査が有用とされており、精巣への血流が増加していること・精巣上体が腫れていることが確認できた場合は精巣上体炎が強く疑われます。一方、精巣への血流が途絶えていれば精巣捻転を疑い、緊急手術が必要です。精巣に内部不正なエコー像を認めれば精巣腫瘍(がん)を疑って精巣腫瘍を専門とする医師の治療が必要になります。
必要に応じてCTやMRIなどで詳しい検査を行うこともあります。
尿検査
尿を採取して尿中の白血球の有無から尿路感染を診断します。
また、培養検査を行い、どのような細菌が含まれているかを調べます。精巣上体炎の原因菌を特定すると同時に培養された細菌に有効な抗菌薬の種類を調べる薬剤感受性検査を行います。性感染症を疑う場合は尿検査でクラミジアや淋菌の有無を調べます。
尿道から分泌物がある場合にはそれらを採取して培養する検査を行うこともあります。
血液検査
炎症の程度など全身の状態を評価するために血液検査が行われることもあります。
医師の方へ
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