治療
結膜炎の治療は、原因によって異なります。
ウイルス性結膜炎
アデノウイルスなどの抗ウイルス薬がないものは根本的な治療法がなく、炎症を抑えるためのステロイド点眼や細菌感染予防のために抗菌薬の点眼が対処療法として行われます。
一方、ヘルペス性結膜炎では、抗ヘルペス薬の眼軟膏が使用されます。
また、ウイルス性結膜炎を発症すると細菌感染を併発することがあり、予防として抗生物質が含まれた点眼薬を使用されることがあります。
細菌性結膜炎
基本的には抗生物質が含まれた点眼薬の使用のみで治癒します。しかし、重度な炎症が起きている場合や、角膜に混濁が見られるような場合には抗生物質入りの眼軟膏で目を覆い、抗生物質の内服が行われることもあります。
アレルギー性結膜炎
アレルギー反応を抑えるステロイド点眼や抗アレルギー薬の内服が行われます。
アレルゲンが判明している場合には、できる限り生活の中からアレルゲンを排除することも必要です。
また、重症な春季カタルでステロイド点眼が効かないときには、免疫抑制効果のある点眼薬が使用されます。しかし、重度な細菌感染などの合併症を起こすこともあるため注意が必要です。
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