はいほうびせきしょう

肺胞微石症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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症状

肺胞微石症では、肺胞内に微石が進行性に蓄積しますが、実際に症状が現れるのは成人期以降であるとされています。症状が現れると咳や息切れ、運動時の易疲労感などが生じます。また、咳や深呼吸などによって増悪する胸の痛みがみられることもあります。さらに病状が進行すると、心臓にも負担がかかるようになり、全身のむくみなどがみられるようになります。

リン酸カルシウムの沈着は基本的には肺にみられることが多いですが、そのほかにも腎臓や心臓、胆嚢(たんのう)などにもみられることがあります。肺による症状に比べるとまれではありますが、これら臓器への沈着によって症状が現れることもあります。たとえば、心臓の大動脈弁にリン酸カルシウムが蓄積してしまい、心臓から全身への血液の流れが阻害されるようになり、息切れなどの症状につながることがあります。

肺胞微石症は、別の理由から撮影された胸部単純レントゲン写真や、家族歴の情報などから、無症状の段階でも診断されることがあります。
 

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