症状
胃MALTリンパ腫は悪性リンパ腫の中でも進行するスピードが緩やかであり、悪性度は低いとされています。発症すると上腹部の違和感や痛み、吐き気などの一般的な消化器症状が現れることがありますが、多くの患者は目立った自覚症状がありません。一方で、進行すると周囲の臓器や骨髄、リンパ節に広がっていくためリンパ節の腫れや貧血などさまざまな症状を引き起こすこともあります。また、胃MALTリンパ腫ではB症状と呼ばれる発熱、寝汗、体重減少などの全身症状が生じることもあり、これらの症状が発見のきっかけになるケースもあります。