治療
胸膜炎の治療は、原因となる病気を改善することが主体になります。
具体的には、感染症の場合ではそれぞれの病原体に適した抗菌薬の投与を行い、がんが原因の場合では抗がん剤の投与などを行います。感染症の場合は適切な治療を行うことで改善していくことが多いですが、がんが原因の場合は抗がん剤投与などのみでは改善しないことも少なくありません。
胸水が多くたまり呼吸困難などの症状がある場合には、胸膜腔に体外から管を挿入して胸水を排出させる治療が必要になります。また、胸水を排出しても貯留を繰り返す場合は、胸腔に通したチューブから癒着剤を注入して肺と胸膜を癒着させ、胸水がたまるのを防ぐ“胸膜癒着術”を行うことがあります。
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