治療
胸骨骨折では、胸骨の損傷状態はもちろん、その他の骨・臓器損傷を評価しながら治療方針を決定します。
程度が軽い場合には、骨折部位の固定(バンドで体を巻く)や痛み止めの使用などによって局所の安静と痛みの管理を図ります。
急性期において呼吸循環に問題がある場合には、人工呼吸や心臓マッサージ、挿管による人工呼吸管理や輸液・輸血などが適宜検討されます。また、呼吸や血圧が安定している場合には、治療介入が必要な臓器に応じてドレナージや手術も検討します。
経過中に合併症の発症が疑われることもあるため、適宜必要な治療(たとえば肺炎の場合には抗生物質の投与など)も追加します。
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