症状
胸骨骨折を生じると、強い痛みや息苦しさ、外から見てもわかる出血や腫れなどが生じます。胸骨骨折による痛みは、数か月間持続することもあります。
骨粗しょう症などに伴ういわゆる「いつの間にか骨折」のような、怪我とは無関係の骨折では症状が軽いことも多いため、なかなか診断に至らないこともあります。
また、呼吸に伴い痛みが増強するため、浅い呼吸をするようになり、咳をしたりするのをできるだけ避けるようにすることもあります。このような場合には、合併症として肺炎を発症することもあります。
胸骨骨折は非常に強い外力がかかる状況で起こるため、胸骨以外の骨が損傷を受けることもあります。具体的には、肋骨や上下肢、鎖骨などがあげられます。
さらに、肺や心臓、腹部臓器など、骨以外の内臓臓器が損傷を受けることもあり、重篤な合併症につながることもあります。
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