治療
脊髄空洞症の治療は、しびれなどの症状を緩和するための薬物療法と形成された空洞を縮小するための手術が行われます。手術には、“大後頭孔拡大術”と“空洞短絡術”という2つの方法があります。
大後頭孔拡大術は、脊髄が頭蓋骨を通る“大後頭孔”という穴を広げて脳脊髄液の流れを改善する手術です。主に生まれつき大後頭孔から脊髄へ小脳が落ち込んでいるキアリ奇形が原因のケースで行われます。一方、空洞短絡術は脊髄の空洞内にチューブを通して本来脳脊髄液が流れる部位とつなげることで、空洞内に脳脊髄液がたまるのを防ぐ手術です。
選択される手術方法は発症原因や全身の状態などによって異なります。
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