症状
脊髄空洞症を発症すると、内部にたまった脳脊髄液が内側から脊髄を圧迫してダメージを与えるため、さまざまな神経症状が引き起こされます。
症状が現れる部位は空洞が形成された部位や大きさによって異なりますが、多くは片方の腕の脱力、感覚障害、痛み、しびれ、重苦しさなどの症状から始まるとされています。そして進行して空洞がさらに大きくなると、反対側の腕や足などにもしびれ、脱力、感覚障害といった症状が現れるようになり、筋肉の萎縮も伴うようになります。また、空洞が脳にまで広がっていくと物の飲み込みが悪くなるなど脳の神経の異常による症状が現れるようになります。
一方で、脊髄空洞症では自律神経にも障害が及ぶことがあり、発汗の異常や立ちくらみなどの症状がみられることも少なくありません。
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