原因
ビタミンB1の不足が原因で発症します。ビタミンB1は穀物類、豚肉、レバー、豆類に多く含まれています。
ビタミンB1が不足する可能性のある状況としては、たとえば、アルコール依存症の場合、食事の摂取形態が通常と異なったり、栄養の代謝が変化したりすることなどから、ビタミンB1が欠乏し、脚気を発症しやすくなります。
また、妊娠、授乳、激しい運動、甲状腺機能亢進症などでビタミンB1の需要量が増加するとビタミンB1不足に陥りやすいです。その他、胃切除後や慢性的な下痢などの状況においては、栄養素の吸収が全般的に衰えることになり、脚気を発症する可能性があります。
近年ではインスタント食品を多く摂取するなど、健康的ではない食事を習慣化している方もいます。このような状況下でもビタミンB1が不足するリスクは高まり、脚気の発症につながることがあります。
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