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甲状腺機能亢進症

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甲状腺機能亢進症とは

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺から甲状腺ホルモンが多量に分泌されることにより、全身の代謝が高まる病気です。代表的な病気として「バセドウ病」があり、更年期や出産後の女性を中心に多くみられます。また女性では100人に1人の割合で発症し、決してまれなものではありません。バセドウ病の名前の由来は、この病気を報告したドイツ医師の名前にからとったものですが、米国や英国では別の医師の名前よりグレーブス病と呼ばれています。

甲状腺機能亢進症の原因

甲状腺機能亢進症を発症する原因は、血液中に甲状腺を刺激するTSHレセプター抗体(TRAb)ができることです。この抗体は、甲状腺が甲状腺ホルモンを多量に分泌するよう働きかける作用があり、その結果、新陳代謝が異常に早くなり心拍の増加や多汗など様々な症状がでてきます。このTSHレセプター抗体ができる原因はまだ解明されていませんが、家族に甲状腺に関係する病歴がある人が多い傾向のため、遺伝的素因が関係しているのではないかと言われています。

甲状腺機能亢進症の症状

主な症状は、次のとおりです。
・心拍数の増加や不整脈
・血圧の上昇 
・汗を多く(多汗) 
・神経が過敏になる 
・不安、睡眠困難(不眠症)
・食欲が増進しても体重が減る
・疲労や脱力感があるにもかかわらず活動量が増える
・排便回数の増加や下痢
・無月経
・不妊
・目が出て、目つきが変わる など

その他に甲状腺機能亢進症の人の多くは、甲状腺が肥大する、あるいは特定部分に結節ができます。腺を押すと軟らかく痛みを伴います。

甲状腺機能亢進症の検査

甲状腺機能亢進症の診断を確定するには血液検査が必要です。一般的に最初の血液検査では甲状腺刺激ホルモン(TSH)と甲状腺ホルモン(FT4、FT3)の測定が行われます。もし甲状腺が亢進しているとTSH値は基準値よりも低く、FT4とFT3の値は高くなります。その他、バセドウ病が疑われる場合には、原因物質であるTSHレセプター抗体(TRAb)の値を測ります。しかし、この抗体がまれに陰性になることがあるため、放射性ヨード摂取率も調べることがあります。その他にバセドウ病の症状のひとつである眼球突出が見られる場合は、眼窩(がんか)CT検査やMRI検査を行なうこともあります。


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気になった時はもちろん、気にならない時でも定期的な検査をおすすめします。

甲状腺機能亢進症の治療

バセドウ病の治療法は、投薬治療やアイソトープ治療、手術という方法があり、一般的にはまず投薬治療からはじめます。薬は甲状腺ホルモンを抑える抗甲状腺薬(チアマゾール、プロピルチオウラシル)を処方され、服用を開始してから4週間程度で甲状腺ホルモンが下がりはじめ、2カ月後には正常な値になります。値が下がり自覚症状はなくなりますが、TRAbが陽性の場合はさらに2~3年間は服用を継続しなければいけません。薬だけでは効果がない場合には、放射性ヨードを投与して甲状腺を壊すアイソトープ治療や甲状腺を一部残して切除する甲状腺亜全摘の手術をすることになります。

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