予防
脱水症の予防には適度な水分補給が大切です。特に汗をかきやすい夏場や運動時、入浴の前後、睡眠の前後などは意識的に水分を摂取しましょう。一般的な成人の場合、1日に必要な水分量は食事に含まれる水分を含めて2.5リットルといわれています。
また、子どもや高齢者などは本人が脱水の状態に気づくまでに時間がかかることもあるため、周囲の大人がこまめな水分補給を促しましょう。大量の汗をかいたときなどは水分だけでなく塩分も補給できるよう、経口補水液やスポーツドリンクを飲むことが望ましいとされています。高齢者の場合、飲み物から水分を十分に補給することが難しい場合もあるため、水分量の多い食事を用意するなどの工夫をしましょう。
また、心臓や腎臓の病気などの基礎疾患がある方は、水分の取りすぎが体に負担をかけることがあるため、医師と相談しながら脱水症対策をしましょう。
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