原因
腎性骨症で生じる骨の障害は、慢性腎臓病を原因として発症します。腎臓は、生体内におけるカルシウムやリンといったミネラルバランスを保つのに重要な役割を果たす臓器です。
さらに、ビタミンDもこれら電解質バランスに重要な役割を果たしますが、ビタミンDが正常に働くためには腎臓の機能が正常に働くことがとても重要です。したがって、これら機能が障害を受ける慢性腎臓病では、カルシウム、リンといったミネラルバランスが大きく乱れることになります。
体内のミネラルバランスが崩れると、それに反応する形で副甲状腺と呼ばれる首に位置する臓器からのホルモン分泌が活発になります。副甲状腺ホルモンは血液中のミネラルバランスを是正させるように働きかけ、ミネラルの貯蔵場所である骨に働きかけます。これに付随して、次は骨のバランスがうまく成り立たなくなり、腎性骨症が発症します。
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