治療
原因である慢性腎臓病に対して食生活の是正、体重の管理、禁煙などの行動変容を早期の段階から行うことが大切です。
腎性骨症は、腎臓におけるビタミンDの活性化が障害されていることが発症に関わっています。そのため、内服薬としてビタミンDを補充することもあります。腎性骨症では、カルシウム製剤を使用したり、リンを制限した食事摂取をしたりもします。
また、透析の行い方を変更することもあります。副甲状腺ホルモンの分泌量を調整するために、副甲状腺を手術的に摘出することもあります。
腎性骨症は、慢性腎臓病と密接に関係する病気です。ミネラルバランスの程度や副甲状腺機能の異常の程度は、人によってさまざまです。その意味では、個々の状態に合わせた形で治療を行うことがとても重要であるといえます。したがって、医師などの指示のもと長期的に適切な治療を受けることが大切です。
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