ちょうちふす

腸チフス

最終更新日:
2024年09月04日
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2024/09/04
更新しました
2017/04/25
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症状

フス菌が体内に入ると、通常1~2週間の潜伏期間を経て症状が現れます。症状は経過とともに、4つの病週(段階)で変化するとされています。

第1病週

潜伏期を経て、チフス菌がリンパ管を通って血液中に入ると40℃前後の高熱が出て、下痢や便秘の症状が現れます。第1病週末に腸チフスの“3徴”とも呼ばれる以下の症状がみられますが、3徴全てが現れることはまれとされています。

  • バラ疹(胸腹部に現れるピンク色の皮疹)
  • 脾腫(脾臓(ひぞう)が腫れること)
  • 比較的徐脈(高熱のわりに脈が速くない)

第2病週

40℃前後の熱が続き(停留熱)、混迷状態となったり、チフ顔貌(がんぼう)といわれる無欲状顔貌(表情に乏しい状態)や難聴などの神経症状が現れたりします。

第3病週

熱の上がり下がりを繰り返します(弛張熱(しちょうねつ))。

第4病週

解熱して回復します。第4病週に至るまでには4週間程度かかります。

重症例では第2~3病週に腸から出血したり(腸出血)、腸に穴が開いたりする(腸穿孔(ちょうせんこう))ケースもあります。

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