治療
腸結核の治療では抗結核薬を用いた薬物療法が行われます。イソニアジド(INH)やピラジナミド(PZA)、リファンピシン(RFP)、エタンブトール(EB)などの薬剤を併用しながら、半年以上治療をする必要があります。
また、結核菌に感染しているが発病はしていない患者(結核既感染者)には、潜在性結核感染症の治療としてイソニアジド(INH)を6~9か月間、あるいはリファンピシン(RFP)を4~6か月間投与します。
通常は薬物療法などの内科的治療で軽快しますが、腸が狭くなったり閉塞したりしている場合には、内視鏡を用いて狭窄部分を広げる内視鏡的拡張術や、狭窄部分を切除する手術が必要になる場合もあります。
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