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ふくまくしゅよう

腹膜腫瘍

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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検査・診断

腹膜がん

診断を確定するには開腹手術や腹腔鏡手術を行い、腹部内の観察、腫瘍切除による組織の採取、病理学的検査を行うことが必要です。腹膜がんの診断基準には、下記の項目があります。

  • 両側の卵巣の大きさは、正常大、もしくは良性変化による腫大である
  • 卵巣以外の病巣が,卵巣表面の病巣より大きい
  • 卵巣の病巣は次のいずれかを満たす:卵巣に病巣がない、卵巣の表層のみに存在する、卵巣の病変は5mm以内である
  • 腫瘍の組織学的および細胞学的特徴は、卵巣漿液性腺癌と類似もしくは同一である

*原発性腹膜がんの診断基準 GOG

しかし、腹膜がんは進行してから病気が見つかることも多く、全身状態が悪い場合には手術ができないこともあります。その場合には、手術の代わりとして腹部CT検査などを行い、卵巣に病変がないかを確認し、腹水穿刺により腹水を採取して組織型を判定します。

また、胃や大腸、膵臓など他の臓器にがんがないかを確かめる検査も必要です。

腹膜中皮腫

問診でアスベストに曝露された経験などはないかを確認します。腹膜中皮腫が疑われた場合は、腹膜がんと同様に腹部CT検査や腹水検査を行います。

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