ふくぶがいしょう

腹部外傷

最終更新日:
2020年08月31日
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2020/08/31
更新しました
2017/04/25
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検査・診断

腹部外傷の診断では、まずは腹部の損傷の状況、外傷を負った経緯を確認します。そして血液量が低下することであらわれる異常な症状(ショック)があるかどうかを確認します。体のほかの外傷や症状も確認しながら、特に腹部の損傷が大きければ、腹腔内の出血を探していきます。

検査としては、以下のようなものがおこなわれます。

  • FAST(迅速簡易超音波検査法)
  • CT検査(造影CT、MD-CTなど)
  • IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)
  • 動脈造影 など

腸管損傷が疑われる場合には診断的腹腔洗浄法を検討します。出血部位を特定するためには造影CT、IVR、動脈造影などをおこないます。

※FAST(迅速簡易超音波検査法):腹腔に出血が溜まっているかどうかを調べることができる検査法
※IVR:X線透視、超音波像、CTなどの画像診断装置を用いながら体内にカテーテル(医療用の細い管)や針を入れておこなう治療法
※診断的腹腔洗浄法:腹部外傷に対して開腹手術をおこなうかどうかを決めるための補助検査法

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