治療
自然分娩は先にも述べた通り、医学的な処置を行わず自然の力に任せて行う経膣分娩のことを指すのが一般的です。このため、通常の自然分娩では特別な治療は行いません。
しかし、分娩の際に会陰部が裂けた場合などは縫合する治療が行われます。また、分娩中も会陰の皮膚を柔らかくするようなマッサージを行い、裂けることが予想されるような場合には、娩出前にあらかじめ会陰部を切開して裂傷を防ぐ“会陰切開”が行われることもあります。
そのほか、自然分娩は医学的介入を要さない分娩のことを指しますが、分娩が長時間にわたるときなどは、母体が脱水症状を起こしたり酸素不足になったりすることもあるため、適宜点滴や酸素投与などが行われることも少なくありません。医師や医療機関によって見解が異なることもありますが、その程度の介入であれば“自然分娩”に含めるのが一般的です。
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