セルフケア
薬剤耐性の拡大を防ぐためには、各個人が感染症を予防し、病気にかかった際に医師や薬剤師の指導のとおりに治療薬を服用することが大切です。
正しい治療薬の服用
医療機関では不用意に抗菌薬を処方しないよう、さまざまな取り組みを行っています。医療機関にかかる際は、いつからどのような症状があるのか、ほかにかかっている病気はあるのかなど、医師が診断するにあたって必要な情報を詳しく説明し、適切な治療薬を処方してもらうようにしましょう。
また、処方された治療薬は決められた時間帯に決められた日数服用することが大切です。たとえば「1日2回、必ず5日間飲み切るようにしてください」といわれたら、症状が軽快しても服用を中止せず、指示どおりに飲み切るようにしましょう。加えて自宅に抗菌薬が余っていたからといって、自己判断でそれを服用することは控えてください。治療薬を飲み忘れてしまった場合など困ったことがあれば、まずはかかりつけの医師や薬剤師へ相談しましょう。
感染症予防
薬剤耐性菌感染症の予防として、普段から抗菌薬を使うような感染症にならないように心がけることが大切です。まずは毎日の手洗い、手指などのアルコール消毒、マスクの着用、うがいなどが挙げられます。また日頃から生活習慣を整え、食事や休養をしっかり取るなど、健康を意識した生活を送ることも大切です。
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