対策
現在は世界中で薬剤耐性菌の増加を抑え、感染拡大を防ぐための対策が行われています。2015年には世界保健総会で“薬剤耐性(AMR)に関するグローバル・アクション・プラン”が採択され、加盟国は2年以内に国家行動計画を定めるよう求められました。
日本では、2016年4月5日に“薬剤耐性(AMR)アクションプラン2016-2020”が発表されました。アクションプランでは、薬剤耐性に関する知識の啓発のほか、新たな薬剤耐性菌の登場を注意深く監視するといった動向調査、感染症対策、抗菌薬の適正使用推進、薬剤耐性に関する研究や新薬の開発、他国との協力などが目標に掲げられています。この方針を引き継ぐように2023年4月7日に“薬剤耐性(AMR)アクションプラン2023-2027”が新たに発表され、国として薬剤耐性への継続的な取り組みをしています。
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